シーメンス、汚職捜査でオーストリア当局に協力

Jun 12, 2023

[1/2]ドイツの産業グループ、シーメンスのロゴが、2021年12月1日、スイスのツークにあるオフィスビルで見られる。ロイター/Arnd Wiegmann/ファイル写真

［ウィーン／ミュンヘン、８日ロイター］ - シーメンス（SIEGn.DE）は、病院建設契約に関連した汚職疑惑の捜査でオーストリア当局と協力している。

フェルトキルヒの検察当局は火曜日、数人が重大な詐欺容疑で捜査を受けていると発表し、関与した金額は1000万ユーロ（1099万ドル）未満とみられると付け加えた。

シーメンスは、この調査は進行中のコンプライアンス調査の過程で同社が検察庁に提供した情報に基づいていると述べた。

エンジニアリング会社は「シーメンスは当局に全面的に協力している」と述べ、進行中の捜査についてはコメントしないと付け加えた。

オーストリア検察当局は、先週数件の家宅捜索が行われ、捜査の一環として５人が逮捕されたと発表した。

検察は関与した企業名や個人名については明らかにしなかった。

ドイツの新聞ディー・ヴェルトは火曜日、この詐欺容疑は容疑者が富を得るために偽造書類を使用する「刑事システム」に関係していると報じた。

同紙は、申し立てはシーメンスのスマートインフラストラクチャ部門からの建築技術納入に対する水増し請求書に関連していると述べ、請求書はフォアアールベルク市の公衆衛生事業者が使用する増築や新築に関連して支払われたと付け加えた。

フォアアールベルガーKHBGとして知られる運営会社は、同社が詐欺容疑の影響を受けた数社のうちの1社であると考えていると述べた。

監査役会のマルティナ・ルッシャー委員長は声明で「長期にわたって過大な請求が行われていた可能性が高い」と述べた。 「生じた経済的損害は相当なものだ。」

フォアアールベルク州で5つの病院を運営する同社は、内部会計システム全体を調査するとともに、シーメンスに対して損害賠償を求めることを検討していると述べた。

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(1 ドル = 0.9098 ユーロ)

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